Essay

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「今」―山中にて―

今年に入って運動不足解消のために毎朝ハイキングを始めた。
実は昨年ウォーキングにトライしたのだが、初日から張り切りすぎて激しい筋肉痛になり
一日で終わった。
そんな情けない経験をふまえ、今回は自宅近くの小高い山にゆっくりと登ることにした。
約1時間、森の新鮮な空気を満喫しながら歩くと、心も体も軽くなったような気がする。
だが体重は変わらない…。
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道中にあるお稲荷さん(今日は少し雪が降ってます)。
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# by Tetsuro_Aratama | 2007-02-02 08:24 |
最近「麹」にはまっている。

皆さんは米麹をご存知だろうか。
お米に緑色の麹菌をまくと表面を覆うように付着する、いわゆる「カビ」のことだ。

米麹はそのままでも食べられるがそれからつくった甘酒がとても美味しい。
酒粕で作られる甘酒もあるが、米麹で作ったものはノンアルコールで体にやさしく
小さな子供からお年寄りまで楽しめる。
本来は麹で作っていたものが代用品として酒粕を使うようになったらしい。

その米麹甘酒が健康に良いと知人が教えてくれたので買いに出かけたが
なかなか売っているお店がない。
酒と名のつくものだから酒屋関係を中心に探したがどうやら違うらしい。
百貨店などいくら探しても見つからないのでネットで調べるとあっさり解決、
麹の製造販売店に直接伺う。

購入した「甘酒の素」をお湯で薄め、すりおろした生姜を入れた熱々をすすると、
何ともいえない懐かしい味とやさしい気分に満たされる。
生姜が入っているのでこの時季はのどにも良い感じ。

しかし子供の頃に飲んだわけでもないのに懐かしいと思う感覚は何なのだろう。
外国人が飲んでもきっとそうは感じない。
古くより味噌や日本酒などに使用される米麹は、日本人の遺伝子の中に独自の
情緒を組み込んだのかもしれない。

甘酒は自分でも簡単に作られるので挑戦してみたくなった。
米麹を2キロ購入し、水を加え約6時間かけて温めてみたところ…大成功!
米麹甘酒は最近よく見かけるので是非一度お試しを。

米麹
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完成した甘酒の素
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# by Tetsuro_Aratama | 2007-01-29 05:51 | 06年書き忘れ
友人の桜井さんが企画するコンサートに招かれて今年で三年目になる。
会場となるのはご夫婦が所有する長野県乗鞍のログハウス。
この会には桜井さんの大学の同窓生が家族連れでたくさん集まってくるため、
屋外では子供達によるバザーやバイオリンの発表会なども行われ賑やかだ。

コンサートは最初にバイオリンの牧さんによる美しい独奏があり、その後に
越智さん・引場さん・竹下さん・私でジャズやポップスなど演奏をした。
しかし実はこのコンサート、本当のメインイベントはその後に用意されている
「交流会」という名目の打ち上げだ。
それはただの打ち上げではなく、お客さんも参加してお酒や食事を楽しみながら
セッションするというもの。ジャズもあれば、クラシックもあり、大人も子供も
何かやりたい人は自由に参加できる。
今年は越智さんと桜井さんのギター弾き語りデュエットによる「涙そうそう」が
満場の喝采を博した。

セッションの後は桜井さんと同窓生による合唱が始まる。
大学時代の合唱部仲間だけあって難解なハーモニーの曲を無伴奏で歌う。
大学を出て二十年以上経つというのに、みんなが息を合わせて歌うことで
全く違う境遇で生きている友達の心がひとつになる、とても感動的な時間。
それは私が気のおけないプレーヤーと演奏するとき、その人と自分とが
一体になっているように感じるのと同じ。言葉では表せない至福のひととき。

この日、一つのサプライズがあった。
実は去年越智さんが冗談半分で「パルナスの歌が聞きたい」と言ったのを
メンバーの一人が覚えていて、四声合唱用の譜面を作ってきてくれたのだ。
しかしその曲は大阪エリアのみ放映されていた洋菓子のCMソングなので、
メンバーの中で知っている人は一人しかいないという状況。
さすがに練習のときはみなさん初見の譜面を片手に悪戦苦闘されていましたが、
ほんの少しの練習だけで懐かしいパルナスのハーモニーが見事完成。拍手!

その乗鞍に向かう中央自動車道を走行中、虹が現れた。
車内は大興奮、みんな大騒ぎして写真を撮りまくった。ひとしきり撮影した後、
越智さんが「虹ひとつでこんなに盛り上がれるなんていいなぁ」と言って笑った。
この日の乗鞍の気温は2℃。ストーブと薪で暖をとった。秋ももう終わりだ。
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# by Tetsuro_Aratama | 2007-01-28 03:23 | 06年書き忘れ
小豆島の清見寺で毎年「テンプル・ジャズ」というイベントが催される。
今年は古谷充さん、祖田修さん、佐藤英宜さんと私、それに地元の音楽家が出演した。

この小豆島に行く道中、なぜかハプニングがよく起こる。
数年前のことだが私はフェリーの出航時間を遅らせてしまったことがある。
その日、私は小豆島行きフェリーが待つ日生港へと車を飛ばしていた。
しかし自宅から日生港までの所要時間を勘違いしてしまったため、どんなに急いでも
出航時間に間に合いそうもない。
これに乗り遅れると次の便は二時間後までない。
慌ててリーダーの奥田章三さんに電話すると「とにかく急げ!」ということなので
高速を降りてからも猛スピードで地道を走るが、出航時刻は過ぎている。
必死の思いで日生港に着くと、出航したばかりのフェリーの甲板で
みんなが爆笑しながら私にハンカチを振っている…そんな光景が頭に浮かんだ。

信号で停まるたびに「もうダメか」と思っていると、奥田さんからの電話。
「今どこ?」「海が見えてきました」
するとおそらく船員さんと話をしているのだろう、「もう海沿いの道らしいので
もう少しだけ待ってもらえませんか」という声が聞こえる。
やがてフェリーが視界に入ってきて、とうとう手を振る奥田さんと笑顔が見えた。

間に合った…

自分勝手な感激に浸りながら船内に車を放り込み客室に上がったが、他のお客さんの
冷たい視線をひしひしと感じ、本当に申し訳なく思った。
今でも小豆島に行くフェリーの中でからかわれる出来事だ。

そして今年。
佐藤君と私が祖田さんの車に便乗して小豆島に行くことになった。
朝、待ち合わせ場所に向かっていると、遠くに祖田さんの車が停車しているのが見えた。
だがボンネットから煙がもくもくと上がっている。
一瞬自分の目を疑ったが、間違いない。
どうやらエンジンを切ってもう一度かけようとした瞬間、突然冷却水が流れ出し
ボンネットから水蒸気が噴き出したらしい。

これは困ったことになったと思ったが、そこからの対応は素早かった。
すぐにレンタカーを手配し機材を積み替え、JAFに車のレッカー移動を依頼して出発。
当初予定していた姫路港発の便には間に合わないので、日生港発フェリーの時刻を
調べてみたが、結局姫路港から一本遅れの便に乗るのが最善とわかった。

演奏前にすでに一仕事終えた感じだったが、小豆島に着くや否や保育園で昼公演があり、
終了後すぐに清見寺に移動して夜のライブのセッティング&サウンドチェック、そして
地元の音楽家とのリハーサルが全て終了し、やっと終わった…と思ったらこれからが本番。
うーん、長い一日だ。

夜のライブも無事終わり、打ち上げの席に出されたのが写真の氷。
何の変哲もない氷だが、実は南極で採掘された一千年前の氷だ。
水を注ぐと太古の空気がはじける音が聞こえた。
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# by Tetsuro_Aratama | 2007-01-28 02:55 | 06年書き忘れ

リリアナ・エレーロ

私には数ヶ月前から楽しみにしていることがある。
それはアルゼンチンの歌手リリアナ・エレーロの初来日ライブだ。
彼女は日本ではほとんど知られていないが既に10枚以上のCDをリリースしている。
私は初めて聞いたときの衝撃が今でも忘れられない。
魂を揺さぶられるというか…とても言葉では表現できない歌声。
あと数日で彼女に会えると思うと胸が高鳴る。

詳細⇒http://tanimon.com.ar/liliana_site/index.html
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# by Tetsuro_Aratama | 2006-10-04 08:50 | 音楽

ベーシスト・荒玉哲郎のエッセイ


by Tetsuro_Aratama